デジタル塩分濃度計について |
1.開発趣旨 食文化の向上とあいまって、高血圧性疾患、脳血管障害等をそれらに起因する成人病は、その年齢層を年々低下してきておりますが、中でも、脳卒中の死因の中で塩分の取りすぎが、大きな原因と言われております。
2.販売予想塩分計は、商品としての歴史があるにもかかわらず、認知度、性能の優劣、価格の何れもが未だ市場で潜在化していると言えます。勿論、商品の特性として、消費者に爆発的な購買インパクトを与えるものではありませんが、逆にニッチで安定した需要が見込めるものと確信しております。 3.商品コンセプト新規参入にあたり、次の特徴を備えた商品を投入する予定です。
デジタル塩分濃度計EB158K プロトタイプ<全体図> デジタル塩分濃度計EB158K プロトタイプ<正面・側面図> |
デジタル塩分濃度計による塩分濃度の測定 |
1.測定原理食塩は、水溶液中ではナトリウムイオンと塩素イオンに解離しています。デジタル塩分濃度計は、食塩濃度(ナトリウムイオンの量)が導電率と比例関係にあるという性質を利用して、電気的に塩分濃度を測定しています。 2.測定方法1.電源スイッチを押して電源を入れます
2.測定スイッチを押して塩分濃度を測ります
3.測定の終了 測定スイッチを押して約5秒後にビープ音がなり、測定の終了を知らせます。続けて計るときは、もう一度測定スイッチを押して測定します。 |
まだまだ多い日本人の塩分摂取量 |
1.知らず知らずにとりすぎていませんか?南太平洋の島々とか、アフリカ、南米などに、高血圧が発生しない人々がいます。これらの人々の塩分摂取量は1日3g以下。一方、日本人の平均は平成9年の調査で1日12.9g。日本は世界でもとび抜けて塩分摂取量の多い国です。実は、昭和62年までは減塩運動が効をなして、日本人の平均塩分摂取量は減少傾向にありました。しかしその後上昇しはじめ、ここ数年は13g前後で推移しています。日本人に脳卒中が多いのは、多分に塩分のとりすぎが影響しているといわれています。 2.『減塩から適塩へ』食文化の見直しを. . . . . ご飯には漬物、つくだ煮、煮魚など塩辛いおかずが、よく似合います。どうもこの食事パターンが日本人を塩分の摂りすぎにしているようです。 3.こんな人は特に注意を!以下の項目の中に思い当たる節のあるかたは、計画的な減塩がぜひとも必要です。 お医者さんに塩分制限を指示されている人、塩辛いものが好きな人、ご飯が好きな人、 太り気味な人、ダイエット中の人、糖尿病の人、肝臓病の人、血圧の高い人 4.塩分控えめ』が健康づくりのキーワード。 減塩作戦は、まず塩分の摂取量を知るところからスタート。 |
塩分チェックは健康管理へのやさしい気配り |
Q1. 塩分を取りすぎるとどんな悪影響が?A1.いろいろな病気を引き起こす元となります! 過剰な塩分摂取は高血圧、動脈硬化、脳卒中、心臓病、腎不全などの恐ろしい病気を引き起こすもとになることが医学的に明らかになっています。
Q2. 塩分はなるべく摂らないように心がけなければいけないのですか?A2.まったく摂らないというのも間違いです! 塩分は体液の浸透圧を調節し、神経を通じて情報を伝達する重要な役割を果たします。塩分が極端に欠乏すると、体がだるくなったり、食欲不振に陥ったり、時には胃アトニー(胃無力性)を引き起こします。塩分は生きていく上で必要不可欠な存在。多からず、少なからず、適正な量を摂ることが必要なのです。 Q3.子供や老人にとっても減塩は大切なのですか?A3.正しい習慣を身につけなければなりません! 食事の嗜好というのは子供のころに形成されるといわれます。小さいうちに薄味に慣れておくことが大切です。また、お年寄りは舌の感覚が鈍くなり、塩分が濃くないと満足できなくなるものです。 塩分のチェックにはことさら気をつける必要があります。 Q4. デジタル塩分濃度計を上手に活用するにはどうすれば良いのでしょう?A4.ふだんの食事がどれくらいの塩分量になるのかを数値で知ることをお勧めします! もし一日の塩分摂取量が10グラムを超えていれば、徐々に塩分を減らし、どの程度の塩味が適正なのかを舌で覚えていって下さい。急に塩分を減らすと失敗しがちですので、毎日デジタル塩分計を使いながらゆっくりと日数をかけて減らしていくことが大切。やがて、適正量が舌でわかるようになれば、自然に家族のみなさんも薄味に慣れてきます。 |